B&W 800シリーズとオーディオ評論家(その19)
これまで、ステレオサウンドのオーディオ評論家は、あれだけ高い評価をしていながら、誰もB&Wの800シリーズを使わないのか、と書いてきた。
B&Wのスピーカーシステムとしなかったのは、傅 信幸氏がNautilusを鳴らされていたからだ。
長いこと鳴らされている。
このままずっとNautilusなのか、それとも──があるのか。
あってもおかしくないな、とは思っていた。
Nautilusが登場して三十年ほどが経つ。
ついさっきFacebookを眺めていたら、あるリンク先が表示された。
そこには、こうあった。
*
オーディオ評論家・傅信幸先生が28年間愛用されたオリジナル・ノーチラス。純正チャンネルディバイダーと愛用のJEFF ROWLAND Model 304パワーアンプ×2台をセット販売します。
*
ハイファイ堂へのリンクだった。
Nautilusは登場以降、何度か値上がりしている。
傅 信幸氏が購入された三十年ほど前は300万円ほどだったのが、一千万円を超えている。
ハイファイ堂の値付けは強気だ。ジェフ・ロゥランドのパワーアンプと一緒とはいえ、なかなかの値付けだ。
買う人がいるだろうからの値付けなのだろう。
すでにハイファイ堂のウェブサイトに出ているということは、
傅 信幸氏のリスニングルームには、新しいスピーカーが導入されているわけだ。
12月発売のステレオサウンドの目玉記事は、これだろう。
もしかすると表紙も、そのスピーカーなのかもしれない。