ACアダプターという電源(その7)
roon rockとして使っているNUCの電源として、
スーパーシャントレギュレーターが最良の結果をもたらすかどうかは、わからない。
それでも一度は、その音を聴いてみたい。
となると、市販品ではないし、これから先も登場してくるとは考えられない。
自分で作って試すしかないわけだが、
これでもし非常にいい結果が得られたとして、実際に使うのかとなると、
正直なんとも言えない。
発熱の多さをどうするかだ。
ヒートシンクにかなり大型なモノを使えば、自然空冷でもなんとかなるだろうが、
NUCは常に通電しているから、その電源も常に発熱していることになる。
しかも半端な発熱ではないわけで、
冬ならばまだいいだろうが、真夏になると、NUCを置いている部屋のクーラーはつけっぱなしになるはず。
スーパーシャントレギュレーターによるNUCで楽しみたい気持はかなりあるが、
熱の問題を考えると、二の足を踏む。
NUCの電源としてスーパーシャントレギュレーターは、
馬鹿げているといえば、その通りだ。
それでも聴いてみたい、と思うとともに、
聴いてしまうと後戻りはできないことになるかもしれない──。
そんなことを頭の中だけであれこれ考えていると、
スイッチング電源の存在が大きくなってくる。