Date: 1月 6th, 2025
Cate: 新製品
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THORENS TD124 DD(その6)

トーレンスも、TD124のサブプラッターに歪みが発生することはわかっていたはず。
だからこそ、TD124の復刻モデルではダイレクトドライヴにしたのだろう。

トーレンスの現行の、他のモデルはベルトドライヴである。
TD124だけダイレクトドライヴなのは、
サブプラッターを廃したかったためのはず。

TD124ときくと、真っ先に思い浮かべるのは、何か。
あのスタイルという人、
ベルト・アイドラードライヴという人、
あの時代にクイックスタート・ストップを可能にしていたこと、
このことを挙げる人といるし、
現在のトーレンスのスタッフが、TD124を復刻するにあたってのこだわりも、
このクイックスタート・ストップの機能なのではないのか。

オリジナルのTD124の駆動方式やベルトドライヴでは、
サブプラッターを追加しなければ難しい。

けれどプレス加工でのサブプラッターならば、
オリジナルのTD124のそれと同じように歪みの問題を完全に払拭できない。

最近では金属削り出しのサブプラッターもあるようだが、かなり高価のモノだろう。

とにかくサブプラッターなしでのクイックスタート・ストップの実現には、
ダイレクトドライヴということになる。

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