モバイルバッテリーという電源(その24)
前回、アンカーの521 Portable Power Station (PowerHouse 256Wh)を聴いてきた、
と書いたが、スピーカーでもアンプでもない製品だけに、
その音を聴いたというよりも、その効果(変化)を聴いてきた。
521のサイズは、あらかじめチェックしていたが、
実物は幾分小さく見える。いいことだ。
バッテリーからAC電源を作り出す製品は、他にもあるし、
オーディオ専用と謳っている、かなり高価で大型のモノもある。
そういう製品からすると、アンカーの521は小さく軽いし、安価であり、
もうそれだけでオーディオに使えるシロモノじゃない──、
そんな判断もされるだろう。
それでも音だけは聴いてみるしかない。
聴いたうえで、あれこれいうのはかまわないが、
価格や大きさ、重さ、それにブランドだけで判断して聴かずじまいで、
あれこれ言ったところで何も始まらない。
今回はメリディアンのDSP3200を中心としたシステムで聴いた。
聴きながら、この音は、来年のaudio wednesdayで聴いてもらいたい、
そう思っていた。