Date: 9月 26th, 2024
Cate: スピーカーとのつきあい
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BOSE 901というスピーカーのこと(その1)

BOSEの901は、ずっとロングランを続けていたモデルだった。
最初の901は1968年に登場している。
その後、何度も改良が加えられてきた。

私がオーディオに興味を持ち始めたころは、Series IIIになっていた。
ステレオサウンドで働くようになって初めて901の音を聴いた。
すでにSeries IVになっていた。

最初の901、その次の901、これらを聴いている人はどのくらいいるのだろうか。
おそらくごくわずかな気がする。

そのころのBOSEの輸入元はラックスだった。
当時のBOSEの日本での広告を見ると、
901という独特なスピーカーを、いかに理解してもらうか、
そのことが伝わってくる。

輸入元がかわってからも、そのことは同じだったと言える。
手法は違っていても、901は決してキワモノのスピーカーではないことを訴えようとしていた。

それでもSeries IIIになってからの901を聴いている人もまた少ないように感じている。

1980年代中頃からだったか、
カフェバーとスタイルの店が数多くできてきた。
このカフェバーでよく使われていたのが、BOSEの101MMだった。
型番末尾のMMは、Music Monitorの頭文字。

この店もあの店も、スピーカーは101MMという時代が確かにあった。

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