Date: 8月 16th, 2024
Cate: ディスク/ブック
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バッハ 平均律クラヴィーア曲集(その9)

8月のaudio wednesdayでは、バッハの平均律クラヴィーア曲集をかけた。

まずグルダをかけた、
それからグールドをかけた。
そしてリヒテルを。
SACDでの再生だ。

何か意図があっての、この順番ではなかった。
思いついたままの順番だ。

リヒテルの演奏を長くかけた。
リヒテルの平均律クラヴィーア曲集を聴いたのは、
ステレオサウンドの試聴室でだった。

何かの試聴ではなく、サウンドボーイの編集長だったOさんから、
試聴室のレコード棚にあるから、一度聴いてみろ、と言われたからだったことは、(その1)で書いている。

国内盤だった。
まず、その音に戸惑った。
その戸惑いよりも、演奏の素晴らしさに意識は向く。

リヒテルの平均律クラヴィーア曲集については、これ以上は語らない。
関心を持ったら、ぜひ聴いてみるべきだからだ。

それにしても、この音、もう少しどうにかならないものか──、
リヒテルの平均律クラヴィーア曲集に感動した人は、
みなそう思うはずだ。
好きか嫌いでいえば、決して嫌いではないけれど、
それにしても……、とは思う。

2012年にSACDで出ている。
なぜか、その発売に気がつかずに、けっこう経ってから、
ヤフオク!で手に入れたことも書いている。

繰り返して書くのは、やはりリヒテルのSACDが素晴らしいことを、
先日の会でも深く感じたからだ。

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