Date: 6月 11th, 2023
Cate: ヘッドフォン
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ヘッドフォン考(その11)

その9)で、イエクリン・フロートのヘッドフォンの外観について書いた。

いまの時代、イエクリン・フロートのヘッドフォンを装着した写真も、
インターネットを検索すれば見つかる。
瀬川先生が試聴記に書かれているように
《頭に乗せたところは、まるでヴァイキングの兜のようで、まわりの人たちがゲラゲラ笑い出す》、
まさにそんな感じである。

いま私に、もっとも関心をよせているヘッドフォンは、
HEDDのHEDDphoneである。

イエクリン・フロートほどではないが、
HEDDphoneもけっこう大型で、装着している写真をみると、
ゲラゲラ笑い出すほどじゃないが、かなり大きいな、とは思ってしまうほどだ。

HEDDphoneは、AMTドライバー(いわゆるハイルドライバー)のヘッドフォンだ。
いまのところAMTだけのヘッドフォンとなると、HEDDphoneぐらいのはずだ。

音は聴いたことがない、というか、実物も見ていない。
それでもAMTのヘッドフォンということだけで、すごく気になる存在。

とはいえ聴かない方がいいかも──、とちょっと思っているのは、
けっこう高価なヘッドフォンだからだ。

気に入ってしまい、無理して買ってしまうと、
ヘッドフォンアンプも、このヘッドフォンに見合うモノにすぐさましたくなるだろうし、
そうなっていくと、歯止めがきかなくなるからだ。

買ったとしても、つまり音が気に入ってしまえば、
HEDDphoneの大きさ、デザインはさほど気にならないだろう。

というのも、ヘッドフォンで音楽を聴く行為は、ひとりで音楽を聴くということだからだ。
だから装着している姿を見られるわけではないし、
装着した自分の姿を鏡で見るわけでもない。

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