Date: 12月 11th, 2022
Cate: 世代
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世代とオーディオ(老害、独断と分断・その4)

老害と若害。
最近、そんなことを考える。

若害というのは私の勝手な造語だ。
けれど若害がないといえるだろうか。

ことオーディオにかぎってのことでも若害はあるように感じている。
オーディオにおいての老害については、
インターネットの普及、ソーシャルメディアの普及によって、
ひどいものだな、と感じることを目にすることがある。

けれどなかにはあまりにも短絡的に老害だ、
と切って捨てている人がいるのも見かける。

匿名の掲示板などには、聴力の衰える高齢者はオーディオは無理──、
そんなことすら目にしたことがある。

そんなことを書いている本人も、いずれ高齢者になってゆくのに──、
と思うわけだが、たしかに歳をとれば高い音は聞き取り難くなる。
ただし、これは正弦波に関して、である。

このことはここでは触れないが、老害も若害も対称的であり対照的な事象のような気がする。

老害は独断と分断へとつながっていくが、
若害もまた同じだ。独断と分断へとつながっていく。

怒ると叱る。
怒られると叱られる。

この違いがわからない人もまた増えてきているように感じる。
そのこともまた老害と若害を生んでいるのではないだろうか。

老害も若害も、一部のオーディオマニアのことだけだろうけれど、
そういう人の方が声高に叫ぶし、目立つ。

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