Date: 6月 29th, 2022
Cate: 広告
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広告の変遷(ヤマハの広告)

私が熱心に読んでいたころのステレオサウンドに載っていたヤマハの広告は、
そうとうに力の入ったものだった。
ある意味とんがっていたところもあった。

それだけに毎号、ヤマハの広告をじっくり見る(読む)のも楽しみの一つだった。
45号(1977年12月発売)にも、もちろんヤマハの広告はある。
プリメインアンプA1の広告が、カラーの見開き2ページであった。
その次のページも、ヤマハである。

ただしメインのカットはアナログプレーヤーのYP-D10なのだが、
広告の説明文はA1とペアとなるチューナーのT1のものなのだ。

キャッチコピーもT1のそれである。
内部写真も載っているが、これもT1である。

つまりもともとT1の広告なのに、なぜかメインカットだけがYP-D10に差し替っている。
当時、A1は注目していたプリメインアンプだけに、
この広告のことはいまもはっきりと憶えている。

誤植や写真の裏焼きなど、本ができ上がってから気づくミスは、実のところある。
あれほど校正をしたのに……、と思ってもすり抜けてしまうミスは、
なぜだか生れてきてしまう。

45号のヤマハの広告もそうなのだろうが、
この広告の制作担当者は、45号が手元に届いてから、そうとうに青ざめたことだろう。

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