Date: 6月 25th, 2022
Cate: ディスク/ブック
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ストラヴィンスキー「火の鳥」

1910年6月25日、ストラヴィンスキーの「火の鳥」がパリで初演された。
いまではほとんど聴かなくなったけれど、一時期はよく聴いていた。

コリン・デイヴィスによる「火の鳥」と「春の祭典」を、
あきずに何度も聴いていたのは、
そのころ、この二枚のフィリップス録音は、優秀録音として名高かったからだ。

瀬川先生も、ステレオサウンドなどの試聴にも使われていたし、
熊本のオーディオ店に来られた時も持参されていた。

コリン・デイヴィスの「火の鳥」、「春の祭典」は、1970年代おわりごろの録音だから、
もう四十年以上前のことだし、
いまではもっと優秀録音と評価されている録音は、いくつもある。

それでも私にとって、初めてきいた「火の鳥」と「春の祭典」は、
コリン・デイヴィス指揮によるものだったし、
瀬川先生が、熊本に最後に来られた時、
トーレンスのリファレンスで最後にかけられたディスクが、
コリン・デイヴィスの「火の鳥」ということが、いまもずっと心の奥底にしっかりとある。

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