Date: 11月 7th, 2021
Cate: ハイエンドオーディオ
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FMアコースティックス讚(その2)

FMアコースティックのFM600A、FM800Aと同時代、同価格帯のパワーアンプは、
マランツのP501M(565,000円)、GASのAMPZiLLA II(598,000円)、
スレッショルドの400A custom(598,000円)、マッキントッシュのMC2205(678,000円)、
フェイズリニアのD500SII(598,000円)、ラックスのM6000(650,000円)、
ルボックスのA740(538,000円)、スチューダーのA68(480,000円)などがあった。

この上の価格になるとSAEのMark 2600(755,000円)、
マッキントッシュのMC2300(858,000円)、テクニクスのSE-A1(1,000,000円)、
マークレビンソンのML2(1,600,000円)などもあった。

1978年当時のFMアコースティックのパワーアンプは、特に高かったわけでもない。

FMアコースティックの名前は、
47号以降、しばらくステレオサウンドにの誌面には登場しない。

私がFMアコースティックの名前を思い出したのは、ほぼ十年後である。
JDFのパワーアンプをレイオーディオが取り扱うようになって、
そういえばフランスとスイスの違いはあるけれど、
以前、FMアコースティックというメーカーがあったなぁ、と思い出したくらいである。

あったなぁ、と過去形で書いてしまったけれど、
47号の記事で読んだだけで、実物をみたこともなかったし、
私のなかでは、すでに消えてしまっているに近い状態だったからだ。

おもしろいもので、JDFによって思い出してしばらくしたころから、
FMアコースティックの名前を、また聞くようになる。

とはいっても、FMアコースティックが、日本にふたたび入ってくるようになったころには、
私はステレオサウンドから離れていたので、
ステレオサウンドの試聴室で聴いたわけではない。

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