Date: 10月 26th, 2021
Cate: ケーブル
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ケーブル考(その9)

三筐体という構成ではなくとも、
電源をコントロールアンプとパワーアンプで共通にしている製品は、
古くからいくつか存在していた。

真空管アンプ時代にもいくつかあった。
有名なのはQUADの22とIIのペアである。

22には電源が搭載されていない。
対となるパワーアンプのIIから供給される。
IIはモノーラル仕様だから、どちらか片側のIIからということになり、
私がここで述べようとしている三筐体の構成とは少し違ってくるけれども。

QUADは昔すぎる。
もう少し最近(といっても40年ほど前)の例では、
マークレビンソンのML12とML11のペアがある。

マークレビンソンの製品としては、比較的ローコストをめざしたものとして開発され、
コントロールアンプのML12は電源を持たない。
パワーアンプのML11との組合せが前提となる。ML12の単独使用はできない。

QUADのペアもマークレビンソンのペア、どちらも聴いている。
とはいえ、当時はここで書こうとしていることを考えていなかった。

なのでケーブルを交換して聴いたわけではない。
マークレビンソンのペアで、ラインケーブルをいくつか交換しての試聴は、
どういう結果を示しただろうか。

いまになって、そんなことを思っても仕方ないのだが、
試聴の機会があったときには、あれこれ試してみるべきである。

その時には、意味もわからずなのかもしれないが、
時間がある程度経過してから気づくことがきっとある。

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