Digital Integration(Mojoを聴いてひろがっていくこと・続購入)
ZEN DACは、以前はMQA対応ではあったが、フルデコード対応ではなかった。
それが2021年4月ごろから輸入されるようになったver.2からは、フルデコードになった。
価格は22,000円(税込み)。
DSD再生も、もちろんできる。
メリディアンの218を気に入って愛用しているが、DSD再生はできない。
DSDのネイティヴ再生に深いこだわりをもっているわけではないが、
それでもいくつかのアルバムで、
11.2MHzのネイティブ再生の音を聴いてみたいのがある。
「DAM45(DSD 11.2MHz)」で書いているグラシェラ・スサーナのアルバムも、
そんな一枚である。
安価なD/Aコンバーターではなく、
もっときちんとした本格的なD/Aコンバーターを購入して、という気持はもちろんあるが、
いまはとにかく聴いてみたい、という気持の方が強い。
それにヘッドフォンアンプの、少しいいのが欲しかった。
だから試しに買ってみようかな、と思ったわけである。
ZEN DACは、そんな目的にはぴったりの機種だ。
電源は別に用意する必要はあるが、電源による音の変化もあれこれ試せる。
実験をかねて遊ぶには好適な製品だと思っている。
買う一歩手前だった。
音は聴いたことがないが、もし期待外れだとして、
いじって遊べれば、私はそれでよし、と考える。
買ったのか、といえば、買わなかった。
買ったのはMojoの中古である。
MojoがZEN DACよりも少し安い価格で出ていた。
選択肢が二機種。
どちらも同じような出費となる。
どちらにするか。ちょっと迷った。
遊べるのはZEN DACである。
でも、ZEN DACの筐体の形状が、どうしても気に食わなかった。
それだけの理由で、Mojoを買った。