セッティングとチューニングの境界(その24)
先週に引き続き、今日もまた赤塚りえ子さんのところに行っていた。
このブログの最初のころから、
使いこなしとは、セッティング、チューニング、エージングからなっていて、
これらを混同しないようにすべきだ、と書いている。
オーディオには三つのingがあり、くり返しなるが、
セッティング(setting)、チューニング(tuning)、エージング(aging)の三つであり、
この三つのingの割合は、その時によって違ってくる。
いま赤塚さんのところでやっているのは、セッティングである。
チューニングといえることは、あえてやっていない。
先週、ほんのわずかだけチューニングといえることをやったが、
それは私自身の確認のためにやったことであって、ほぼすべてセッティングをやっている。
エージングに関しては、私がタッチすることではない。
赤塚さんのシステムなのだから、
赤塚さんが聴きたい音楽を、聴きたい時間に、聴きたい音量で聴く。
これだけである。
この領域を、他の人にまかせてしまっては、
もう、そのシステムは、その人のものではなくなる、といってもいいだろう。
私にできるのは、セッティングとチューニングであり、
チューニングは、セッティングとエージングがあるレベルまで進んでからとなる。