TIDALという書店(その1)
TIDALを半年使っていて感じているのは、TIDALは大型書店のようだ、ということ。
いうまでもなくTIDALは音楽のストリーミングである。
だったら大型のレコード店なのでは? となりそうだが、
私の感覚としては大型の書店に近い。
大型の書店も大型のレコード店も、
そこには大量の本、レコード(録音物)がある(売られている)。
書店は、そこで売られているモノ(本)を手にとって、
内容をおおまかにではあるが確認できる。
いわゆる立ち読みによって、だ。
レコード店は、というと、CDがメインになってからは、
CDチェンジャーが置かれるようになった。
それでスタッフのオススメの何枚かは試聴できるようになったけれど、
あくまでも、試聴できるのは全体の1%にも満たない。
せいぜい十数枚程度である。
そのことに不満はなかった。
なかったけれど、いまTIDALを使うようになって、
気になるレコード(録音物)を、とにかく聴けるようになった。
一分程度聴く場合もあれば、一曲聴くこともあるし、
アルバムを終りまで、ということもある。
店ということで、書店とレコード店というふうにしたけれど、
大型の書店というよりも、大規模な図書館のほうが、イメージとしてはさらに近くなる。