Date: 3月 26th, 2021
Cate: 「本」
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オーディオの「本」(近所の書店にて・その8)

その本(雑誌)を、どのコーナーに置くのか、
書店によって微妙に違ってくることがある。

オーディオ雑誌も、書店によって違うことがある。
最近、近所の書店に寄ったときに、いつものコーナーに無線と実験がなかった。

この書店は(その1)で書いている書店である。
なので、ついに無線と実験の取り扱いをやめたのか、と思った。

でも、もしかするとコーナーを変えたのかも、と思い、
トランジスタ技術がある技術関連の雑誌のコーナーを見たら、そこにあった。

書店によっては、トランジスタ技術と無線と実験は同じコーナーにあったりする。
なので、珍しいことではないのだが、
先月号まで音楽関係の雑誌コーナーにあったのに、技術関係の雑誌コーナーへの移動。

無線と実験を知っている人にとっては、
取り扱ってくれれば、それでいい、ぐらいのことだろうが、
オーディオに興味を持ち始めたばかりの人にとっては、この変更はどうなのだろうか。

その書店では、ステレオサウンド、ステレオなどのオーディオ雑誌は、
音楽関係の雑誌コーナーにある。
無線と実験も、先月号まではそこだったのが移動した(された)ということは、
その書店の人は、無線と実験をオーディオ雑誌とは見做していなかったのか。

オーディオに関心をもち始めた人が、
技術関係の雑誌コーナーまで見るとはかぎらない。

音楽関係の雑誌コーナーだけしか見ないかもしれない。
そうなると無線と実験は、その人の目に留らないことになる。

一軒の書店にしか行かない、ということはあまりないから、
そんなことどうでもいいことだ──、そんなことを言う人は、
おそらく東京とか大阪などの大都市に生れ育った人だろう。

田舎だと、近所に書店が一軒しかないこともある。

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