CR方法(その7)
CR方法について、関心・興味をもつ人もいれば、
そんなことで音がよくなるわけがない、とまったく無関心の人もいるはずだ。
無関心の人のなかには、それだけ効果があるのならば、
なぜ多くのオーディオメーカーが採用していないのか、と、
そんな疑問をもつ人もいることだろう。
私だって、不思議に思っている。
CR方法を実際にやった人も、そう思っているはずだ。
そのくらいに音が変化する。
はっきりといえば良くなる、といっていい。
ここを読まれている方のどのくらいがCR方法を試してみようか、
と思われているのかは、私にはわからない。
それでも実際にやった方からメールが届いた。
以前、ハイドンの交響曲四九番が、La passione(受難)であり、
情熱ではない、という指摘をくださった方だ。
今回のメールは、CR方法をやってみた、ということだった。
まずワーフェデールのW15/CSで試したみた、とあった。
使用部品は、私がすすめているDALEの無誘導巻線抵抗とディップマイカコンデンサーで、
どちらも海神無線で購入されている。
このことだけでも、書いている私としては嬉しい。
ワーフェデールで、音質上の改善が認められたので、
メインスピーカーでも試されたそうだ。
この方のメインスピーカーは、クラングフィルムのオイローパジュニアとのこと。
ここでもCR方法による音質の向上が認められた、とあった。
これまでいくつかのスピーカーで実践してきている。
タイプ、年代、大きさの異るスピーカーでも、効果があった。
なのでヴィンテージスピーカーと呼ばれるモノにも効果はある、と考えていた。
それでも、実際にやる人はほとんどいないのでは──、と勝手に思ってもいた。
けれども、実践された方がいた、というのは嬉しいだけでなく、とても心強い。
実践した人はCR方法について、周りのオーディオマニアにもすすめられるだろうから。
私も、近日中にある人のところで実践してくる。