Date: 2月 9th, 2021
Cate: Noise Control/Noise Design
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CR方法(その1)

CR方法については、これまで何度か書いている。
難しいことではないから、これまで書いてきたことで十分だと思っていた。

けれど昨日Kさんと話していて、
それから昨晩届いたメールを読んで、
一度、きちんとまとめて書いておこう、と考えを改めた。

いままでの記述で十分という方は読み飛ばしてほしい。

CR方法は、その名称が示すように、
コンデンサーと抵抗を直列にしたモノを、コイルに対し並列に接続することである。

同じようなことは昔から行われてきたし、
製品化されたこともある。
ただし、それらとCR方法が違うのは、抵抗とコンデンサーの値である。

CR方法では、まずコイルの直流抵抗を測る。
デジタルテスターを使ったほうがいい。

コイルは、オーディオのシステムのいたるところにある。
スピーカーユニットのボイスコイルがまずそうだし、
スピーカーシステムのネットワークのコイルがある。

アンプやCDプレーヤーには、トランスがある。
電源トランス、入出力トランスなどがある。

アナログプレーヤーだとカートリッジ、モーターが、
テープデッキだとモーターの他に録音・再生ヘッドがある。

それらのコイルにコンデンサーと抵抗を直列にしたモノを並列に接続する。
いまのところスピーカーユニット、ネットワークのコイル、トランスまではやっている。
カートリッジ、モーター、ヘッドに関してはまだ実践していない。

カートリッジはけっこう効果がある、と予想している。
いずれやる予定だ。

コンデンサーと抵抗の値は、それらコイルの直流抵抗値が目安となる。

たとえば8Ωのスピーカーユニットの場合、6Ωの直流抵抗だとしよう。
その場合、6pFのコンデンサと6Ωの抵抗を使う。
コイルの直流抵抗の値がそのままコンデンサー、抵抗の値となる。

似たような製品では、コンデンサーの容量がずっと大きかったし、
スピーカーユニットに対してではなく、スピーカーシステムに対してだった。

CR方法はスピーカーユニットの入力端子に接続する。
似たような製品は、スピーカーシステムの入力端子に、だった。

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