Children of Sanchez(その5)
チャック・マンジョーネの「サンチェスの子供たち」は名盤なのだろうか。
今回、別の方のコメントで知ったのだが、
東欧のある国で、いま大人気だ、ということ。
あるDJがラジオでかけたことで広まったそうである。
嬉しいな、と思うのだが、
「サンチェスの子供たち」のCDを手に入れたとき、
音楽好きの知人に貸したことがある。
音楽のジャンルに特に偏見のない人だったけれど、
「これ、なんですか?」といわれたことがある。
まったくピンとこなかったそうだ。
そうなのかもしれない。
それでもいい。
私にとって「サンチェスの子供たち」は何年か周期でものすごく聴きたくなる存在だ。
時間があれば、二枚組を頭から聴くことは減ったが、どちらかのディスクは聴く。
時間がなければ、とにかく「サンチェスの子供たち序曲」は聴く。
一曲だが、14分ほどある曲だ。
私にとって「サンチェスの子供たち序曲」は、
4343で聴いた音が分ち難く結びついている。
熊本のオーディオ店で瀬川先生が鳴らされた音が、いまもはっきりと耳に残っている。
とにかく、その音が、私にとって「サンチェスの子供たち序曲」のリファレンス(基準)である。