世代とオーディオ(実際の購入・その13)
そのオーディオ機器のなかにある趣味性と実用性、そのバランス。
そんなことを書いているけれど、若いころは、そんなことを意識していたわけではない。
それでも何かを選ぶとき、そんなことをんとなく思うようになってきたのは、
40を超えたころからだろうか。
(その12)で挙げている例にしても、
同時代の製品を比較しているのではない。
4311は4311Aになり、4311Bとなり、4312へと大きくモデルチェンジした。
その4312も型番の末尾にアルファベットがつくようになって、4312Gで何代目なのだろうか。
それに4311がよく知られているから、4311の名を挙げたのであって、
この一連のシリーズで私が、いま欲しいのは4310である。
4310のアピアランスが、いちばん気に入っているからが、その理由である。
マッキントッシュのMC2300とMC2600のあいだには、
MC2500、MC2500(ブラックパネル)がいるから、世代の違うモノの比較である。
どちらがいいか、ではなくて、どちらが欲しいか、である。
どちらが好きか、ともちょっと違う。
ほかの人は、そこのところのどうなのだろうか。
新品しか買わないという人は、ここでは関係ないが、
何か買う時に、新品も中古も選択肢となる人にとって、
時代・世代の違いを、どう受けとっているのだろうか。
単純に、どちらが音がいいのか、だけで判断しているのか。
それとも、私のようなことを考えてのことなのか。
こんなことを考えていたら、
私にとってメリディアンの218は、どういう存在なのか。