オーディオ・システムのデザインの中心(その27)
オーディオ協会のfacebookが、
ステレオサウンドのインターナショナルオーディオショウの記事へリンクしている。
アキュフェーズの記事があるのを、それで知った。
《先般の大阪ハイエンドショウでも、E-800の音を聴いてすぐに予約をしたという方もいたそうだ》
とあった。
予約された人は、E800のずんぐりむっくりのプロポーションが気にならないのだろう。
それはそれでいい。
すべてのオーディオマニアが、私と同じように感じているわけでないことぐらい知っている。
またトリオのL07Cのことを持ち出すが、
L07CIIが出た、ということは、L07Cは売れていた、ということでもある。
瀬川先生はL07Cの音は認めても、デザインは酷評だった。
それでも抵抗なく使っている人はいたわけだ。
ステレオサウンド 49号で
《そのために私個人も多くの愛好家に奨めたくらいだが、ユーザーの答えは、いくら音が良くてもあの顔じゃねえ……ときまっていた》
と瀬川先生は書かれている。
瀬川先生の周りでは、L07Cのデザイン(顔)を認めていない人が少なからずいた。
結局、気にする人とまったく気にしない人がいる。
そのことは昔からそうだった。
けれど、そうだった……、ということで、これからも変らずでいいとは思っていない。