Date: 11月 26th, 2019
Cate: 598のスピーカー
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598というスピーカーの存在(KEF Model 303・その17)

スピーカーが、同じ598という価格であっても、
KEFではなく、1980年代の598戦争時代の国産のスピーカーシステムであったなら、
AU-D707とAU-D607のどちらをとるかとなったら、あまり迷うことなくD707にするであろう。

そういえば303には、ウーファーを二発にした304というモデルもあった。
同時期に発売になっている。

おもしろいもので、304は、ほとんどというか、まったく話題になっていない。
304は見たこともない、なので音ももちろん聴いたことがない。

悪いスピーカーシステムではなかったはずだ。
なのに……、である。

日本ではそうだったのだが、イギリスではどうだったのか。
そのへんのこともわからないが、304を鳴らすとしたら、AU-D707にしたように思う。

何も同時代のスピーカーとアンプ同士で鳴らすのがベストとは考えていない。
古いスピーカーシステムを新しいアンプで鳴らす新鮮さは、確かにある。

ここでもくり返すが、303がメインのスピーカーであるならば、そうしただろう。
AU-D607で鳴らす303の音に、これといった不満は感じていないが、
それでも新しいアンプで鳴らしてみた音は、どんなだろう、とは想像してしまう。

想像はするけれど、そういう機会が訪れたとしても、
303はAU-D607で鳴らすことから、あえて逸脱しないようにしたい、とも思っている。

これはこれでいい、と満足することが大事だからだ。

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