同軸型ウーファー(その4)
同軸型ウーファーについて、私はどうも反対に考えていたようだ。
昨晩、ふと気づいた。
逆にすればいい、ということ。
そして逆にすることこそ、
本来目指していたところに辿りつけそうであることに気づいた。
同軸型ユニットではなく、ここで考えているのは同軸型ウーファーである。
小口径ウーファーと大口径ウーファーを組み合わせたユニットとしての同軸型ウーファーであり、
大口径ウーファーの欠点をどうにかしたい、と思っての発想だ。
同軸型ユニットといえば、ウーファーとトゥイーターの組合せが多い。
どんな同軸型ユニットであれ、トゥイーターよりウーファーの口径が大きい。
反対の同軸型ユニットというのは、存在しない。
このことが、同軸型ウーファーを考えるにあたって、発想の妨げになっていた。
中心に小口径ウーファー、その周囲に大口径ウーファーという配置は、
同軸型ユニットの配置から、なんら抜け出せていなかった。
同軸型という言葉にとらわれてしまっていた。
大口径ウーファーを中心にすればいい。
こんなことに、昨晩やっと気づいた。
大口径ウーファーの周囲に小口径ウーファーを複数配置する。
そのヴィジュアルを頭に描いていて、もうひとつ気づいたことがある。
ウェスターン・エレクトリックのバスレフ型のことである。