オーディオの楽しみ方(つくる・その39)
3月のaudio wednesdayでは、電源コード、
4月のaudio wednesdayでは、ラインケーブルを自作して聴いてもらった。
自作に必要なモノは昨年末に買っていた。
私のやる気まかせのため、1月に聴いてもらう予定が2月になり、
2月がさらに3月になってしまった。
しかも3月ではラインケーブルもいっしょに聴いてもらおう、と考えていたが、
それも4月に延期してしまった。
実をいうと、ラインケーブルはアンバランス用とバランス用、
両方作る予定でいた。
コネクターも必要な分買っていた。
けれどアンバランス用を自作して、
構造上作るのが少々やっかいなところがあって、
バランス用はさらに先延ばしにした。
ケーブルの自作といっても、
単に切り売りのケーブルを買ってきて、コネクターを取り付けただけではない。
使えそうなケーブル(構造)を見つけ、一工夫加えている。
どんなことをやっているのかは、audio wednesdayに来た方で、
会が終ってから訊いてきた人には教えている。
ケーブルの自作も、やり始めると楽しい。
めんどうな作業もあったけれど、
ケーブル作りは、もっとも失敗の可能性の低い自作であるな、と改めて思いながら作業していた。
けれど工夫のしがいがあまりない。
そんなふうに思われるかもしれないが、ほんとうにそうだろうか。
オーディオは2チャンネルである。
モノーラルを二本用意すれば、ステレオ用となると考えるのはやや早計といえる。
いまではヨーロッパのオーディオ機器もコネクターにDINが使われることはなくなった。
以前はQUADもそうだったし、ヨーロッパのオーディオ機器はDINコネクターだった。
DIN用のケーブルを自作していて気づいたことがある。
それが今回自作したケーブルの発想のもとである。