メリディアン ULTRA DACと青春の一枚(その3)
ブリテンのモーツァルトは、私にとっての青春の一枚といえるし、愛聴盤でもある。
ステレオサウンドが発売しているのは、
SACDとCDが一枚ずつになっている。ハイブリッド盤ではない。
まずSACDをMCD350で聴く。
それからCDをMCD350で聴いた。
そしてCDプレーヤーをMCD350から、スチューダーのD731に替え、
ブリテンのCDをこれで聴いた。
アンバランス出力で聴いている。
いよいよULTRA DACの音を聴く。
D731のデジタル出力をAES/EBUで接続しての音出しである。
ULTRA DACのフィルターも、三つ(short、medium、long)とも聴いた。
つまりブリテンのモーツァルトを、六つの音で聴いたことになる。
どの音がこうだった、という詳細はここでは書かない。
SACDをリッピングして、
DSDファイルとしての音をULTRA DACで聴いていないからでもあるし、
MCD350とULTRA DACの価格の違いも大きいからだ。
六つの音の違いは、けっこうある。
小さくはない。
聴いていた人みなが、SACDの音をとるわけでもなかった。
私はULTRA DACでの音(表情)でブリテンのモーツァルトを聴きたい、と思っていた。
こんなふうにして、昨晩のaudio wednesdayは始まった。