Date: 4月 4th, 2019
Cate: MERIDIAN, ULTRA DAC
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メリディアン ULTRA DACと青春の一枚(その2)

その人は、とあるところの試聴で、
こっそりと、そこで使われていた電源コード(かなり高価である)を、
私が自作したモノに交換したそうだ。

すると「なんか音が良くなったけれど、何かした?」と後日訊かれたそうだ。
電源コードを交換していたことは黙っていて、元の状態に戻してきた、とのこと。

自作したモノの音を、
既製品と比較してこうだった、と書くのは、できれば控えるようにしている。
その場で聴いた人も、私の自作といえば、評価も多少は甘くなることだってあろう。

でも、今回のケースでは、そうではない。
少なくとも、元々使われていた電源コードと同格とはいっていいだろう。

自作した電源コードの費用は、さほどかかっていない。
コネクターも普及品だし、コードそのものも1m当り500円程度である。

以前から試してみたい構造があった。
使えそうなケーブルを、オヤイデのサイトでさがしていたら、
おもしろそうな構造のケーブルが見つかった。

実験に使うには手頃な価格である。
10m以上買えば、少し安くなる。
太さも太くない。

このケーブルを見つけてなければ、まだ試していないかもしれない。
とにかくそれで電源コードを作って、手応えがあった。

それで今回は信号用に作っていった。
最初はバランス用ケーブルにする予定だったし、コネクターも揃えていた。
けれど電源コードを作った感触から、
バランス用に作るのは、けっこう手間だと判断して、アンバランス用に変更した。

そういうわけで、今回のULTRA DACには、このケーブルを使っている。

もっとも最初から自作ケーブルにしたわけでなはく、
最初の音出しは、マッキントッシュのMCD350を使って、
いつもと同じ条件である。
ケーブルも、もちろんいままで使っていたモノ。

そこでケーブルだけ、自作のモノに変更する。
結果、ケーブルは自作のモノでいくことになった。

この状態で数十分ほど聴いていた。
そしてディスクを、ステレオサウンドが発売しているブリテンのモーツァルトにした。

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