Date: 9月 9th, 2018
Cate: MERIDIAN, ULTRA DAC
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メリディアン ULTRA DACを聴いた(その9)

ULTRA DACと組み合わせるトランスポートについて書き始めると、
それだけでけっこうな文量になるし、なかなか先に進めなくなるので、このへんにしておく。

書きたいのは、CDトランスポートでかかるということは、
MQAディスクそのものは、CDと同じ規格だということである。

今回のaudio wednesdayでは、
ハイレス・ミュージックの鈴木秀一郎さんが持ってきてくださったMQAディスクには、
すでに市販されているディスクだけでなく、9月19日発売のディスクもあった。
グラシェラ・スサーナの「アドロ・サバの女王」も、そうである。

鈴木秀一郎さんがユニバーサルミュージックの担当の方に、
こういうことだから、と話をしてくださって、今回発売前のMQAディスクを聴くことができた。
感謝しかない。

しかもグラシェラ・スサーナだけでなく、同時発売の他のMQAディスク、
小椋佳、テレサ・テン、高中正義のディスクもあった。

これらのディスクは、プレスされたものではなく、CD-Rに焼かれたものだった。
このことも私には、ちょっとした驚きだった。

これに、DSDマスターを352.8kHz、24ビットのPCM信号に変換してのMQAディスクである。
それだけの情報量が、DVDやSACDではなく、CDそのものに収まっている。

9月19日に市販される邦楽30タイトルは、UHQCDでのプレスであるから、
今回聴いた音とはまったく同じとはいえないが、
それでもMQA方式のもつ良さは、感じとれた。

それにすでに市販されているMQAディスクは、当然ながらUHQCDだし、
それらのディスクのなかには、サンプラーも含まれていた。

このサンプラー(クラシックジャズポップス)も市販されている。
もちろん邦楽のサンプラーも発売される。

通常のCDとMQAディスクの二枚組にもかかわらず、価格は1,080円(税込)である。
こういうサンプラーを、この価格で発売したくなる気持は、MQA再生をいちど聴けば理解できる。
一人でも多くの人に聴いてもらいたい、という気持の表れのはすだ。

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