プリメインアンプとしてのデザイン、コントロールアンプとしてのデザイン(その5)
(その5)を書こうと思いながら、
あれこれ検索していたら、
ヤマハのアナログプレーヤーGT5000がオーストリアでは正式に発表になっているのを見つけた。
たしかに、日本ではまだ正式発表にはなっていなかった──、と思いながらスクロールしていったら、
Related ProductsとしてスピーカーシステムのNS5000といっしょに、
コントロールアンプのC5000、パワーアンプのM5000も、そこには表示されていた。
NS5000発表のときから、いずれ5000番シリーズのセパレートアンプが出るのだろうと、
誰もが思っていたはず。
なので、特に驚きはないけれど、
今年11月のインターナショナルオーディオショウでお披露目か、と少しは期待している。
これで5000番シリーズで、音の入口から出口まで一応は揃った。
あとはCDプレーヤーを、どう出してくるか、である。
もしかすると、CDプレーヤーではなく、
新しいコンセプトのデジタルプログラムソース機器なのかもしれない。
なぜ、ここでC5000、M5000が発表されていることを書いているか、といえば、
C5000のデザインを見て、プリメインアンプなのか、と思ってしまったからである。
リアパネルを見れば、しっかりとコントロールアンプであることはわかる。
けれどフロントパネルは、なんともいえず、プリメインアンプにしか見えない。
しかもプリメインアンプとしてトップクラスのモノを思わせるのならばまだしも、
少なくとも写真を見るかぎりでは、中級クラスのプリメインアンプに見えてしまう。
実際にツマミやボリュウムに触れれば、
中級クラスのプリメインアンプとはあきらかに違う感触をもっているんだなろうな──、
とは思っているが、それにしても、なぜ、いま、このデザイン? と思わずにはいられない。