Date: 8月 12th, 2018
Cate: ジャーナリズム
Tags:

ステレオ時代 vol.12

ステレオ時代 vol.12が書店に並んでいる。

特集は「デジタルとアナログの間で ステレオ時代的 PCMプロセッサー特集」であり、
表紙にはソニーのPCM-F1が取り上げられている。

その下に「追悼特集第二弾 ありがとう中島平太郎先生」とある。
今回も、これが目に留った。

前号が第一弾で、今号が第二弾。
第一弾が好評だったから──、という安易な気持でつくられた記事ではない。
それにステレオ時代 vol.12を手にとればわかるが、
誰の目にも第一特集は「ありがとう中島平太郎先生」なのは明らかである。

しかも前号よりも力の入った記事だ。
編集者のおもいがしっかりと伝わってくる。

「ありがとう中島平太郎先生」、
こういう記事は、広告にはほとんど、というかまったく結びつかない。

売れていない雑誌だからやれる記事──、
そんな言い方をする人はいるだろうが、ほんとうにそうだろうか。

売れている雑誌にはやれない記事なのか。
売れている雑誌(そんなオーディオ雑誌があるのか?)こそ、やるべき記事ではないのか。

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