Date: 7月 29th, 2018
Cate: the Reviewの入力
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the Review (in the past)を入力していて……(ダンラップ・クラークのこと・その3)

ダンラップ・クラークのパワーアンプのこと、というより、
そのヒートシンクについては、ずっと以前に、
別項「Mark Levinsonというブランドの特異性(その18)」で触れている。

マークレビンソンML2が登場する以前から、
あの星型のヒートシンクを採用していたパワーアンプのひとつだった。
このことも含めて、なんとなくダンラップ・クラークのアンプのことは忘れることはなかった。
あとひとつ、電源コードがカール式だったのも記憶に残っている。

インターネットがありがたいと感じるのは、
いまさら検索してみて、わかることがあるからだ。

「DUNLAP CLARKE」で検索すると、画像もけっこうな数がヒットする。
内部写真もある。
Dreadnaught 500の内部写真をみると、ML2に近い。
ステレオアンプとモノーラルアンプの違い、
電源トランスの位置の違いなどはあるけれど、似ているといえば似ている。

今回いくつかの写真を見て、少々驚いたのはパワーアンプに関してではなく、
コントロールアンプに関してである。

Model 10の内部写真もあった。
パッとみて、電源トランスは? と思った。
Model 10は外部電源ではなかったはずなのに、電源トランスが見当たらない、と、
最初にみた写真ではそう思った。

よーく見ると、電源トランスはある。
かなり小さなサイズの電源トランスが端っこのほうに取り付けてある。

こんなに小さいのか、と思うほどのサイズだ。
同時代のAGIの511の電源トランスも、同じくらいに小さい。

けれどダンラップ・クラークのModel 10は、
独特の重みをもったエネルギー感十分の音であり、
黒っぽい音楽にぴったりマッチングのとれる音ということで、
電源部は充実しているはず、という思い込みがこちらにあったから、
よけいに小さく見え、最初は見逃していた。

ダンラップ・クラークのアンプを聴くことはおそらくないであろう。
なので、エレクトロボイスのSentry Vとの組合せの音を勝手に想像しする楽しみがある。

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