大口径フルレンジユニットの音(その3)
昨晩のaudio wednesdayのセッティングは、いつもに比べれば楽だった。
16時30分ごろに喫茶茶会記について、
アンプの梱包を解いたり、隣の部屋に置いてあるグッドマンのスピーカーを移動したり、
そんなことをやって音を出したのは17時30分ごろ。
ひさしぶりに夕食をとれる時間の余裕があった。
いつも夕食抜きでやっているから、
スピーカーが違うと、こうも楽なのか、と実感していた。
鳴ってきた音を聴いて、いくつかのことをやる。
といっても、それほど大袈裟なことではなく、
私が準備しているところを見ていない人ならば、
何をやったのかは、見ただけではわからないセッティングである。
19時から始まって、それからも数箇所いじっている。
そうやって鳴らし続けていた。
伸びやかになってきたと感じられるようになったのは21時ごろだったか。
22時くらいになると、最初に鳴ってきた音は、鳴りっぷりが違う。
三時間以上鳴らしていての変化である。
今回はスピーカーだけでなく、パワーアンプのAleph 3もしばらく使われてなかったようだ。
このふたつのオーディオ機器が、本調子に戻ってくるまでの時間が、
それだけかかった(必要だった)わけだ。
終了したのは23時30分ごろ。
これだけ鳴らしていると、Aleph 3のヒートシンクはさらに熱くなっていた。
21ごろに触れたときよりも、しっかりと熱くなっている。
昔マークレビンソンのML2のヒートシンクを触っては、
カチンカチンに熱くなっている、という表現を使っていたが、
そんな感じに熱くなっていた。
そこまでの音の変化を聴いていると、
この状態で、あと一週間ほど毎日鳴らしては、
こまかなチューニングをしていけば、けっこうな音が鳴ってくれる予感もしてくる。