Date: 6月 24th, 2018
Cate: ショウ雑感
Tags:

2018年ショウ雑感(その8)

ドルビー非搭載のカセットデッキの登場に、
これまで過してきた月日を強く感じる一方で、
OTOTENには、SAECのWE407/23の復刻モデルWE4700が展示されていた。

WE4700が5月に開催されたミュンヘンでのHIGH END 2018 MUNICHで発表されていたので、
情報としては多くの人が知っていたはず。

私も知っていたけれど、実物が展示されているのを見ると、
当時のWE407/23の未使用品が展示されているのとは違う印象がある。

細部の精度はWE407/23よりも高くなっている、という。
そこまではケースに入った状態では確認できないが、
目の前にあるのは確かにWE407/23の精巧な復刻モデルであり、
新品のトーンアームWE4700である。

内野精工が手がけている。
内野精工は、ウチから徒歩30分ほどのところにある会社だ。

国立市にある会社が製造する、ということ、
中途半端な復刻モデルではない、ということ、
30年ぶりの対面、
WE4700の登場は、W1200とは違う、時間の経過の不思議さを感じさせてくれる。

WE407/23は当時67,000円だった。
WE4700の価格はまだだが、かなり高くなるはずだ。

ならば、と思うこともある。
世の中のトーンアームの大半はパイプを使っている。
このパイプの肉厚は、どうなっているのか、だ。

バデッドチューブ採用のトーンアームはあったのだろうか。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]