Date: 3月 12th, 2018
Cate: 使いこなし
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喫茶茶会記のスピーカーのこと(その14)

まだ高校生だったころ、アルテックの2ウェイにトゥイーターを追加するならば……、
とあれこれ考えたことがある。

そのころはJBLはすぐに除外した。
合いそうにないと思ったからだ。

アルテックから3000Hという、
マイクロフォンの構造をそのままトゥイーターに流用したといえるホーン型トゥイーターがあったが、
これがうまくアルテックのドライバーとつながってくれるとは思えなかった。

他にトゥイーターといえば、パイオニアのリボン型(PT-R7)、
テクニクスのリーフ型(10TH1000)が、その優秀性を誇っていたし、
気になる存在ではあったが、アルテックの2ウェイにうまくつながるとは思えなかった。

リボン型では、アメリカのピラミッドのT1が良さそうだった。
とはいえペアで40万円ほどする非常に高価なトゥイーターだけに、憧れだけの存在でもあった。

いったい現実的な価格で、アルテックの2ウェイにあうトゥイーターはあったのか。
エレクトロボイスのT350かな、とそのころは考えていた。

ステレオサウンドで働くようになって、井上先生に何かの機会にきいたことがある。
井上先生は、アルテックにエレボイのトゥイーターは合わない、といわれた。
ちょっと意外だったが、よくよく考えてみると、そういうものかもしれないと思うところもある。

実際のところ、試したことはない。
井上先生のいわれるように本当に合わないのか、
それともなんとか工夫すれば、うまくいく可能性があったのか。
おそらく合わないのだろう。

結局JBLになってしまうのか。
今回075でうまくいった。
でも、それはドライバーが802ではなく806だったからかも、と思うところもある。

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