Noise Control/Noise Designという手法(仮説・その2)
国産の、普及クラスのプリメインアンプ。
その終段のエミッター抵抗をDALEに交換させた。
DALEの購入に秋葉原まではつきあったけれど、
いちばん大変な交換作業は友人本人がやった。
パワーアンプの基板を取り出すのが大変だった、と語っていた。
ほんとうに大変な作業だったようだ。
でも、友人は喜んでいた。
こんなに変るのか、驚き喜んでいた。
その音を聴かせてもらった。
私にとっては二度目のDALEへ交換した音だったが、
それでもその変りようには、わかっていても驚いた。
このころからである、セメント抵抗アレルギーといえるものが、
私のなかで生れてきたのは。
世の中には、セメント抵抗も捨てたものじゃない、
使い方次第では、いい音になる、
そんなことをいう人もいるようだが、
私にしてみれば、なんとアホウなことをいっているのか、である。
DALEの巻線抵抗には、無誘導タイプとそうでないタイプとがある。
しつこいようだが、私がすすめるのは無誘導タイプの巻線抵抗である。
セメント抵抗も……、といっている人は、
DALEの無誘導巻線抵抗に交換した音を聴いたことがあるのか、と問いたい。
聴いているのかもしれない。
そのうえで、セメント抵抗も……、といっているのであれば、
よほどひどいシステムで聴いたのか、聴いた本人の耳が……。
実は先日も、あるパワーアンプのエミッター抵抗をDALEの無誘導巻線抵抗に交換してきた。