岡俊雄氏のこと(その12)
岡先生は映画畑の人だった。
昨晩のaudio wednesdayでショルティのマーラーの二番をかけたあとの
「一本の映画を観ているようだった」の感想を聞いて、ふと岡先生のことをおもっていた。
岡先生がショルティの演奏を高く評価されていたことは、
ステレオサウンドを読んできた人ならば知っているはずだし、
ここでも何度か書いている。
「一本の映画を観ているようだった」をきいて、
もしかして、そうだったのかも……、おもった。
そういう面を、岡先生は感じとられていたのだろうか、と。