Date: 6月 13th, 2017
Cate: VUメーター
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VUメーターのこと(その18)

テクニクス・ブランド復活で登場したパワーアンプSE-R1は、
テクニクスのパワーアンプらしく大型のメーターをそなえていた。

テクニクスのパワーアンプのメーターは、
SE9600、SE10000のころは、小型のメーターが、ふたつ取り付けられていた。
それがSE-A1で、ひとつの大型メーターに、針がふたつある方式へと変更になった。
二連針メーターの採用である。

その後のSE-A3、SE-A5も、この二連針メーターを採用していたし、
SE-R1も二連針である。

復活後のテクニクスは、この二連針メーターをプリメインアンプにも採用した。
SU-C700、SU-G700がそうである。

テクニクスのプリメインアンプに、それまではメーターはなかった、といえる。
まったくなかったわけではない。
SU7300、SU7600といったエントリーモデルにはメーターがついていたが、
そのくらいである。ほとんどのプリメインアンプにメーターはなかった。

復活後のテクニクスは、プリメインアンプにもメーターを採用した。
でも、このメーターの採用は成功といえるのだろうか、と思う。

メーターの位置が、フロントパネルの下側にある。
パワーアンプの上に、薄型コントロールアンプを置いたようなデザインを意図してなのだろうか。

何度見ても違和感をおぼえる。
なぜ、メーターが下にあるのか、とその度に思うし、その理由を考える。

メーターをもつパワーアンプの上にコントロールアンプが置かれている写真は、
これまでに数えきれないほど見ているが、特に違和感はなかった。
にも関わらずテクニクスのプリメインアンプには、違和感がある。

見慣れれば印象も変ってくるのか……、と思いもしたが、
いまもって印象は変っていない。

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