セッティングとチューニングの境界(その1)
1月4日のaudio wednesdayは、
セッティングとチューニングの境界をテーマにしていた。
当日は17時くらいからセッティング開始して、約一時間ほどで終了。
その後、確認の音出し。そして、いくつかの確認。
つまり在る程度セッティングを終えた状態で、開始時間の19時。
まずこの状態で、試聴ディスクを聴いてもらう。
ディスクは変えず、音量もいっさい変えず(レベルコントロールには触れていない)、
セッティングを数段階前の状態に戻して、同じディスクの同じところを聴いてもらう。
そうとうに音は変化している。
そしてひとつずつセッティングを変えていく。
まずCDプレーヤー(ラックスD38u)とプリメインアンプ(マッキントッシュMA2275)間のケーブルを変える。
喫茶茶会記で使っているケーブルから、私が自作してきたケーブルへ変えた。
特に高価なケーブルを使ったモノではない。
切り売りで1mあたり数百円の、いわばありきたりのケーブルである。
RCAプラグを含めて、製作にかかった費用は二千円ほど。
高価なケーブルによる音の変化を聴いてもらいたかったのではなく、
ケーブルの接続方法による音の変化を聴いてもらいたかったから、ケーブルを作ってきたし、
特別なケーブルを使用することはしなかった。
それにチューニングとしてではなく、セッティングとしてのケーブル交換の意味合いもある。
ここでの音の変化はかなりある。
高価なケーブルをあれこれ使う前に、やること(目をつけるところ)があるわけだ。