モノづくりとオーディオのプロフェッショナル(ステレオサウンド 47号より)
ステレオサウンド 47号の特集の巻頭は、瀬川先生が書かれている。
「オーディオ・コンポーネントにおけるベストバイの意味あいをさぐる」というタイトルがついている。
そこで、こんなことを書かれている。
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だが、何もここで文章論を展開しようというのではないから話を本すじに戻すが、今しがたも書いたように、言葉の不用意な扱いは、単に表現上の問題にとどまらない。それがひいては物を作る態度にも、いつのまにか反映している。
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47号は1978年夏号だから、こんなにも以前に、これを書かれていたのか、と改めておもっている。
「物を作る態度」、
オーディオ機器だけに話はとどまらない。
物の中には、いろいろ含まれている。
オーディオ雑誌もそのひとつのはずだ。