KK塾が終って……(その1)
KK塾に、七回行った。
一回目は10月末だった。
予定よりも一時間すぎて終了した。
17時半ごろに、DNPホールを出た。
すでに暗くなっていた。
11月、12月はほぼ予定時間どおり16時半ごろに終ったけれど、
日は短くなっているから、DNPホールを出ると暗い。
六回目(3月上旬)、DNPホールを出て最初に感じたのは「明るい」だった。
もう春がそこまで来ているんだな、とあたりまえのことを感じていた。
七回目の昨日、目黒駅までの途中にある微生物研究所の建物がほぼでき上がっていた。
KK塾、最初のころは建築途中で囲いがなされていた。
毎回楽しみにしていただけに待ち遠しいと思うとともに、
充実していただけに短かったようにも感じられるところもあったけれど、
まわりの景色の変化は確実に半年経っていることを教えてくれる。
KK塾のオープニングは、カウントダウンから始まる。
これを見るたびに、草月ホールでの川崎先生の講演を思い出す。
もう条件反射のように思い出してしまう。
ほぼ20年前、私にとっては初めての川崎先生の講演だった。
どんなことを話されるのか、まったく見当がついていなかった。
そこにスクリーンいっぱいに映し出される数字。
カウントダウンが始まった。
その日のことを思い出す。
意識せずとも思い出してしまう。