「オーディスト」という言葉に対して(その14)
(その12)で、
200号に五味先生のことがまったく登場しないのであれば、
オーディスト(audist)のことについてもう書くのはやめようと考えている、と書いた。
にも関わらず(その13)を書いたのは、
誤解する人がきっといるからである。
私がオーディストについて書いてきたことを読み返していただければ、
「言葉狩りあるいは人格攻撃」するつもりはまったくないことがわかってもらえるはずだ。
けれど常に誤読、誤解はある。
それに遡って読んでくれる人は少ない。
それがわかっていたから、(その13)を書いた。
それでも、やはり誤読はある。
町田秀夫氏の「幻聴日記」に、
「言葉狩りあるいは人格攻撃」という文章がある。
山口孝氏のオーディストに対する私の行為は、「言葉狩りあるいは人格攻撃」とある。
町田氏は、こう書かれている。
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山口孝氏は当然ながら、そのような意図がないことは彼の経歴からみて明らかであり、シンプルに「オーディオ人」という意味合いだろう。audistを社名に入れたオーディオディーラーさえあるのを、宮﨑氏はご存じなのだろうか?
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山口孝氏に、そのような意図がないことは、私もそう思っているから、すでにそう書いている。
《シンプルに「オーディオ人」という意味合いだろう》と書かれているが、このことについてもすでに書いている。
audistを社名に入れたオーディオディーラーがあるのも知っている。
さらに町田氏は書かれている。
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このような言葉狩り転じて人格攻撃の様相は、まこと残念なことだ。今後、彼がaudistという言葉を使うことはないだろうが、忌まわしい差別用語を廃語にして、楽しいオーディオ用語に変身させることを応援するという手もあるのではないか。
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《このような言葉狩り転じて人格攻撃の様相》──、
なぜこう受け止められたのか、と思ってしまった。
どんな人の文章でも誤読、誤解はある。
五味先生、瀬川先生の文章でも誤読、誤解する人がいるのだから、
私の書いたものが誤読、誤解されることがあるのはわかっている。
予測される誤解については、極力そうならないように配慮しているが、なくなることはない。
でもくり返し書くが、オーディストに関することで山口孝氏を糾弾する気などまったくない。
町田氏は、ご自身のfacebookにも「幻聴日記」の文章をそっくり投稿されている。
facebookにコメントしようと思ったが、町田氏は友人以外のコメントを受けつけないように設定されているようで、
facebookでの関わりのない私はコメントができずにいた。
けれど、私が書いたものをきちんと読んでくださっているSさんが、丁寧なコメントをしてくださった。
私が書きたかったことを、ほぼすべて書いてくださった。感謝している。
Sさんのコメントのおかげで、私が山口孝氏を糾弾しているという誤解はなくなった。
最後に付け加えておくが、
町田氏はオーディスト(audist)を、audistという語は現在では聴覚障害者を卑しめる意味と書かれているが、
audistは聴覚障碍者を差別する人、団体を指す。
すでにここのところから、町田秀夫氏は誤読、誤解がある。