Date: 10月 3rd, 2015
Cate: audio wednesday
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第57回audio sharing例会のお知らせ(ヤマハ NS5000をどう評価するか)

今月のaudio sharing例会は、7日(水曜日)です。

ヤマハのNS5000の、ネット上での評価は芳しくないもののほうが多いようである。
facebookでも、ヤマハの音づくりはおかしいのではないか、という意見ももらった。

インターナショナルオーディオショウの二日目、NS5000の音を聴いて私は昂奮していた。
けれど他の人たちはどう感じているのかについては、
どちらかといえば悪い評価の方が多いはずだとも思っていた。

ネットで見る限りは、やはりそうであるようだ。

私が危惧しているのは、そういう意見によって軌道修正され、
今回のインターナショナルオーディオショウで私が感じたNS5000の良さがなくなってしまわないか、である。

リヒテルはヤマハのピアノについて語っている。
     *
なぜ私がヤマハを選んだか、それはヤマハがパッシヴな楽器だからだ。私の考えるとおりの音を出してくれる。普通、ピアニストはフォルテを重視して響くピアノが良いと思っているけれど、そうじゃなくて大事なのはピアニッシモだ。ヤマハは受動的だから私の欲する音を出してくれる。
     *
NS5000も、その意味では受動的な、パッシヴなスピーカーシステムである。
アクティヴなスピーカーシステムを求めている人にとっては、
NS5000の音は箸にも棒にもかからない音であっても不思議ではない。

パッシヴなスピーカーだからといって、音が死んでいるとか生気がないとかではないのはもちろんだ。
ネガティヴな意味でのパッシヴなスピーカーではなく、ポジティヴな意味でのパッシヴなスピーカーである。

その意味で、ヤマハの音づくりは、果たしておかしいのか間違っているのだろうか。
音づくりとは、音作りなのか、音創りなのか。
たいていの場合は、音作りである。

けれど私はヤマハのNS5000には音創りを目指しているところがあるように感じた。

時間はこれまでと同じ、夜7時です。
場所もいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

場所もいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
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