Date: 5月 20th, 2015
Cate: audio wednesday
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第53回audio sharing例会のお知らせ(井上卓也氏を語る)

6月のaudio sharing例会は、3日(水曜日)です。

「コンポーネントステレオの世界 ’76」にある岩崎先生の「オーディオの醍醐味はスピーカーにあり」。
ここにボザークのことが出てくる。
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 JBLとの結びつきは、こうして単なる思い出以上につながりの深さを感ずるわけですが、そのあとオーディオファンのみなさんの誰もがスピーカーに対して迷うのとまったく同じように、D130以外の他のスピーカーに気をとられたり、あこがれたりしたものです。
 たとえば、クラシックのコンサートに行ったときに、そこで聴く音というのはD130とまったくちがう音であり、そうした逆の音もどうしても欲しくなって、それを出せるスピーカーとして、ボザークがあると感じる、そうするとむしょうにボザークが欲しくなってしまう。そんなことを常に繰返しているわけです。
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同じアメリカのスピーカーメーカーでも、JBLとボザークは西と東である。
同じ国のスピーカーシステムとは思えぬほど、JBLとボザークは違うところをもつ。

JBLは岩崎先生だけでなく、菅野先生、瀬川先生も愛用されていた。
ボザークは井上先生だけだった。
3月に出た井上卓也 著作集の表紙も、だからボザークである。

とはいえ井上先生は、あれだけオーディオ機器を買いこまれていた人。
菅野先生が鳴らされていたJBLの4320は井上先生のところへいっている。
井上先生のオーディオの楽しみ方からすれば、
JBLが、もうひとつのメインスピーカーとして存在していても不思議ではない。

井上先生は低音再生を本格的にやろうとすれば、片チャンネルあたり15インチ口径ならば二本、
12インチ口径なら四本必要と発言されていた。
となるとJBLでは4350ということになる。

井上先生が慣らされていたボザークのB310Bは12インチ口径ウーファー四本であるのだから。

数年前にきいて知ったことがある。
井上先生は、別のリスニングルームには4350を鳴らされていた、ということだ。

時間はこれまでと同じ、夜7時からです。
場所もいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

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