Date: 5月 19th, 2015
Cate: audio wednesday
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第53回audio sharing例会のお知らせ(井上卓也氏を語る)

6月のaudio sharing例会は、3日(水曜日)です。

2003年にステレオサウンドから「マランツのすべて」が出た。
このムックに「私とマランツ」というページがあり、細谷信二さんが書かれている。
ここに井上先生のことが出てくる。
     *
マランツのアンプに対する憧憬は、より身近なものになり、同時にすぐにでも手に入れたい、と思うようになった。だが、当時でも、マランツ#7とModel 2の組合せは高価で、パワーアンプをModel 8Bにしても手が出ない。
「マランツ#7の本当の良さは、弦楽器の艶やかさと声の潤いにあるんだ。ただね、中古だからコンディションによっては音像がボケていたり、甘すぎる音の#7もあるよ。低音の締まりの良さや量感、パワーの噴け上がりだったら、#7Tの方が良いだろう」と言ってくれたのは井上さんだ。ぼくは、この言葉を信じた。
(中略)
ジャズともポップスともいえるヴォーカルをよく菊陽になり、マランツのソリッドステートアンプModel 15の中高域の硬さが気になってきた。そんな時に、また先輩の声が聞こえてきた。
「JBLのC34って、C40よりもきちんと低域のホーンロードが掛かっているシステムだろう。だから、プリアンプはソリッドステートでいいけど、パワーアンプは出力トランスをもっている管球式の方が、きっと制動の効いた良い中低音になるよ」と井上さん。
     *
細谷さんは、ダイナコのMarkIIIを入手されている。
まだまだマランツのModel 8BもModel 2も高価だったからだ。

私は、この細谷さんの文章を読んで、井上先生らしい、と思っていた。

時間はこれまでと同じ、夜7時からです。
場所もいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

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