毎日書くということ(続・最近考えていること)
そんなことを考えていたところに、ステレオサウンド・メディアガイド(PDF)を読んだ。
ここにも「オーディオの素晴らしさ」とある。
編集長の染谷氏の文章の冒頭に、「オーディオの素晴らしさ」とある。
《オーディオの素晴らしさを読者に向けて発信し続けます。》
ほんとうだろうか、と問い正しくなる。
いまのステレオサウンドの誌面から「オーディオの素晴らしさ」が伝わってくるだろうか。
まったくないとはいわないけれど、その多くはオーディオの素晴らしさというよりも、
そこに登場するオーディオ機器の素晴らしさではないのか。
オーディオ機器の素晴らしさは、オーディオの素晴らしさを語ることもある。
けれど、オーディオの素晴らしさを必ずしも語っているとはいえない。
「そんなこまかいこと、どうでもいいじゃないか、気にしすぎだ」といわれようと、
これはとても大事なことだと私は思っている。