素材考(ジャーマン・フィジックスのDDD型ユニット)
昨年秋、ヨネックスがロードバイクのフレームを発表した。
もちろんカーボンを採用したフレームである。
発表された資料に、ゴムメタルという表記があった。
ゴムメタル。
ゴムのような金属という意味なのか、と思い、検索してみると、
チタン合金の一種で、ゴムのような性質をもつものだとわかる。
柔らかく、しなやかで、高強度で腰が強い。
どんなに変形させても硬くならず、無限のプレス加工性を有している、ともある。
ジャーマン・フィジックスのDDD型ユニットはベンディング型であるため、
振動板は合成ではなくしなやかさが要求される。
チタンの薄膜を採用し、その後カーボン版も出ている。
カーボンは高剛性の高剛性の素材だと思っている人が多いようだが、
カーボン繊維はしなやかな素材である。
だからこそDDD型ユニットの振動板の素材としてカーボンもあり、といえる。
そのDDD型ユニットの振動板の素材として、ゴムメタルは最適の素材ではないだろうか。
現在採用されているチタンがどういうものなのか詳細はわからないが、
ゴムメタルの資料を読むかぎりは、より適しているように思える。
現在ジャーマン・フィジックスの輸入代理店は日本には正式にはない。
それが残念である。
ゴムメタルのDDD型ユニットの登場。
実現してほしい。