Date: 11月 22nd, 2014
Cate: 「本」
Tags:

オーディオの「本」(FMレコパル・その3)

小学館はFMレコパルだけでなくサウンドレコパルも出版していた。
サウンドレコパルは月刊誌。略してサンレコと呼ばれていた。

この10年、いやもっと以前からサンレコといえばサウンドレコパルではなく、
サウンド&レコーディング・マガジンの略称として一般的には通じるようになっていた。

今回のFMレコパルの一号限定の復刊はDIME編集部によるものである。
なぜDIME編集部はサウンドレコパルではなく、FMレコパルにしたのか。

今回のFMレコパルの復刊号に「懐かしい」という気持を抱いた人たちは、
FMレコパルではなくサウンドレコパルの一号限定の復刊だったとしたら、
やはり懐かしいということになるのだろうか。

サウンドレコパルだったら、あまり話題にならなかったかもしれない。

今回のFMレコパルを読んだ人たちの懐かしいという気持は、
学生時代の友人、知人と久しぶりに会った時の懐かしいに近いか同じなのだろうか。

人は10年以上会っていなければ人によっては別人のように変っていることもある。
容貌も変る。
それでも10数年ぶりに会えば懐かしいということになるとすれば、
会った瞬間ではなく、なんらかの会話をしてからではないだろうか。
その会話も昔のことをふり返ってではないだろうか。

私も10年ぶりに会った経験がいくつかある。
最初は、懐かしいではなく、久しぶりだった。
そして話をする。それでも懐かしいという気持をもつことはなかった。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]