Date: 10月 18th, 2010
Cate: D44000 Paragon, JBL, 組合せ
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妄想組合せの楽しみ(その31)

注目したいのはM60ではなくて、Exclusive M4である。

4350のミッドハイのドライバーは2440。375のプロ用ヴァージョンであり、
菅野先生自宅の3ウェイの中音域は、あらためて書くまでもなく、375と537-500の組合せ。
パラゴンの中音域も375だ。

はっきりと記憶しているわけではないけれど、スイングジャーナルでの組合せでも、
JBLのユニットを組み合わせての3ウェイのマルチアンプドライブの組合せにも、
M4を使われていたような気がする。

JBLの375(2440)とパイオニアのExclusive M4は、意外にも相性がいいのではないか、と思いたくなる。
コンポーネントの相性は、簡単には言い切れない難しさがあることは承知のうえで、
ここでは「相性がいい」といいたい。

「コンポーネントステレオの世界 ’78」のなかで、
「JBLの中・高域ユニットを、あるレベル以上のいい音で鳴らすためには、
M4を組合すのがいちばん安全だというふうに、私は思っています」とある。
これに対して瀬川先生も
「ぼくもいろいろなところで4350を鳴らす機会が多いんだけど、
M4を中・高域に使うとじつにうまくいんですよ」と語られている。

4343とM4の組合せは聴く機会があった。
M4の改良モデルM4aで鳴らした音を聴いたことがある。
M4はたしかに魅力的なアンプだ。
パワーアンプとしての完成後はM4aの方が高いのだろうが、個人的に魅力を感じるのはM4だ。

パラゴンに組み合わせるパワーアンプになにをもってくるのか、
そのヒントは、M4にあるのかもしれない。

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