Mac Peopleの休刊(softwareについて)
Mac関係の雑誌があちこちの出版社から出されていたとき、
仕事で大田区池上に行ったことがある。
仕事が終り、池上駅から電車に乗る際、売店をふとふり返ったら、Mac Peopleが置いてあった。
こんな小さな売店でも売るようになったのか、と驚いた。
Mac関係の雑誌がこれだけ減っていたのは、インターネットの普及と無関係ではない。
でも、それだけが理由とも思えない。
昔、岡先生が瀬川先生を評して「ソフトウェアの達人」と書かれていたことがある。
ここでのソフトウェアとは、オーディオの世界のことだから使いこなしということになる。
コンピューターの世界ではソフトウェアは、OS、アプリケーションのことを指す。
もちろんオーディオの世界でも、使いこなしの意味だけでなく、
プログラムソースのこともソフトウェアである。
オーディオにおけるソフトウェアとは、プログラムソースと使いこなしのことを意味する。
そして、オーディオの世界では「音は人なり」と以前からいわれ続けている。
この「音は人なり」は、オーディオにおけるソフトウェアがどういうことであるのかを含んでいる。
この考え方、捉え方がパソコン関係の雑誌にはなかったのではないだろうか。
Mac関係の雑誌の編集は、もっと違うやり方があったのに……、とだから思っている。