2014年ショウ雑感(些細なことだけど)
どこのブースで、誰が、といったことはいっさい省く。
あるオーディオ評論家が、あるブースで簡単な挨拶をされた。
そこで「商売柄いろんな音(製品)を聴くわけで」といわれた。
そんな些細なことを気にするのは少数だし、揚げ足取りではないか、といわれそうだが、
それでも「商売柄」には異和感をおぼえた。
「仕事柄」だったら、なにもこんなことを書いたりはしない。
簡単な挨拶だから、ぽろっと出た言葉だろう、といわれるのもわかっている。
けれど、なにげなく使ってしまう言葉に、人柄は出てしまう。
商売にも職業の意味はあるから、間違った使い方ではないことはわかっている。
それでも「商売柄」といわれると、
この人にとってオーディオ評論は商売なのか……、と思うわけだ。