アナログプレーヤーの設置・調整(その25)

しっかりと接触していなければならないところが接触不良をおこしていたり、
しっかりと締っていなければならないところが緩んでいたり、
こういうことが、その人のシステムだけで生じている分には、その人だけの問題となるわけだが、
その人が他の人にシステムを設置・調整して同じことをやっていたら……。

Macのメモリーの取りつけがきちんとできていなかった人は、
他の人のMacのメモリーも何件か取りつけていた、と本人から聞いている。
そのすべてがいいかげんな取りつけなのかどうかは私には確認しようのないことだが、
これはなかなかコワイことである。

Macのメモリーの取りつけがいいかげんな人は、
私から見ても素人ということになるのだが、本人もそのまわりにいる人たちも、
その人のことをMacに詳しい人、Macのハードにも詳しい人と思い込んでいる。

彼はメモリーを取りつけることでお金を稼いでいたわけではなく、
まわりからMacに詳しいと頼られているから親切で、他の人のMacのメモリーを取りつけていたのだろうが、
いいかげんな取りつけをされた人にとっては、何が原因なのかわからぬままトラブルを抱えることになる。

同じことがオーディオで起きていないといえるだろうか。
間違いなく同じことが行われている、といえる。
私ですら数件ではあるが、そういう例をみているのだから。

このことがやっかいなのは、たいていというかすべての場合、
善意で設置・調整をやる人は、やってもらう人よりもオーディオ歴が長く、先輩といえることにある。
だからやってもらった人は、まず疑うということをしない。

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